ハマスに和平計画受け入れ迫る

イスラエル軍に破壊された建物のがれきの中から所有物を捜すパレスチナ人=9月30日、ガザ北部ガザ市(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】米ニュースサイト、アクシオスは9月30日、トランプ米政権が示したガザの和平計画を巡り、カタールとエジプト、トルコがイスラム組織ハマスに対し「最善の取引」だなどとして受け入れを迫ったと報じた。この中東の3カ国はいずれもハマスと関係が深く、ハマスへの強い圧力になる可能性がある。

 トランプ大統領は29日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談後、20項目の和平計画で「合意した」と表明。30日にはハマスに「3~4日以内」に回答するよう求めた。ハマスの対応が焦点で、約2年間続くガザの戦闘終結に向けた転換点になるかどうかが注目される。

 アクシオスによると、カタールとエジプトの当局者らは29日、カタールの首都ドーハでハマス関係者らに和平計画を説明。ガザの戦闘終結にトランプ氏は真剣に取り組んでいると訴えた。30日はトルコも加わり「戦闘終結の機会をつかみ取る」ことへの期待を伝えた。

 米国とイスラエルの当局者はハマスが若干の留保を付けるものの、計画に前向きな反応を示すと予測しているという。

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