21日告示された茨城県知事選は同日午後5時に届け出が締め切られ、3選を期す現職大井川和彦氏(61)=自民、国民、公明推薦=と、茨城大名誉教授田中重博氏(78)=共産推薦、元警備会社員内田正彦氏(51)の2新人の計3人による争いが確定した。いずれも無所属。9月7日投開票に向け、2期8年の県政運営への評価を主な争点に、論戦が始まった。
大井川氏は午後、同県大洗町で漁業関係者ら約250人を前に演説。同町には各産業の特色があるとし「潜在価値を引き出そう」と主張した。
田中氏は水戸市で支援者らとの集会を開き「今の県政は大企業のもうけだけを追求している」と批判。「風通しの良い県庁に変える」と訴えた。
内田氏は「県民ファースト」を掲げ、交流サイト(SNS)による支持拡大を図る。