東海道新幹線の米原(滋賀県)―岐阜羽島(岐阜県)間を走行中の列車の床下装置から発煙したトラブルで、JR東海は21日未明までに、岐阜羽島駅に止めていた列車を同社浜松工場(浜松市)に回送した。今後、部品を取り外して原因を詳しく調べる。
当初、17日に回送予定だったが、列車を加速させるための電気回路が正常に動かない可能性があるため取りやめていた。列車は20日午後11時15分ごろに岐阜羽島駅を出発。約2時間半かけて同工場に着いた。
発煙は15日夜、上り線を走行中のこだま764号で発生。車掌が焦げ臭いにおいに気付き、岐阜羽島駅に停車後、乗客約250人を避難させた。