【ニューヨーク共同】米グーグルは新型スマートフォン「ピクセル10」を28日に発売すると発表した。生成人工知能(AI)機能を大幅に強化し、通話の同時通訳や写真撮影を補助する新たな機能を前面に打ち出した。日本での販売価格は12万8900円からで、21日に予約受け付けを開始した。
新機能では、通話中の音声を即座に日本語を含む別の言語に変換し、利用者自身の自然な声をAIが生成し相手に伝える。事前に音声を登録する必要はなく、記録も残らない。言葉の壁が下がり、異なる言語を話す人との円滑な意思疎通が可能だ。
撮影の新機能では、AIが構図や被写体の位置を助言する「カメラコーチ」を導入。AIが「もう少し上を向けて被写体に合わせ、2倍ズームを選択してください」などと助言し、より上手に写真を撮影できるヒントを提案してくれる。
また受信メールや予定を要約し、必要な情報を画面に示す機能も備えた。
日本では高性能カメラを搭載した「10プロ」は17万4900円から。