30日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が一進一退の展開となった。平均株価は前日までの3営業日で計1100円超下げた反動で割安感の出た銘柄が買い戻され、上昇して取引が始まった。一方、前日に業績予想の上方修正を公表した半導体関連株の一角が利益を確定する売り注文に押されて下落し、相場を押し下げる場面もあった。
午前終値は前日終値比7円59銭高の4万0682円14銭。東証株価指数(TOPIX)は10・18ポイント高の2918・82。
外国為替相場がやや円高ドル安方向に振れ、業績改善期待が後退した自動車など輸出関連株の一部は売られ、相場の重荷となった。