国民の江原久美子氏と参政の大津力氏の新人2人が初当選を果たした。両党はともに埼玉選挙区で初の議席。自民現職の古川俊治氏は4回目、立民現職の熊谷裕人氏は2回目の当選。3選を目指した公明現職の矢倉克夫氏は届かなかった。公明が改選議席を失うのは2007年参院選以来18年ぶり。
24年衆院選でも、埼玉14区から立候補した公明石井啓一前代表が落選。「埼玉ショック」(党関係者)から立ち直れていない党の現状が浮き彫りになった形だ。
江原氏は元埼玉県知事の上田清司参院議員の全面支援を受け、幅広く支持を集めた。大津氏は好調な党勢を受け、無党派層や自民支持層に食い込み、支持を広げた。