東京都新宿区のマンション地下駐車場で2021年、消火設備から二酸化炭素(CO2)が放出され、天井の張り替え工事をしていた男性作業員4人が死亡した事故で、東京地検は17日、業務上過失致死傷容疑で警視庁に書類送検された水戸市の建設会社の男性社員(61)を不起訴とした。現場責任者だった。地検は、詳しい理由を明らかにしていない。
事故は21年4月15日、新宿区の立体駐車場地下1階で発生。男性社員は消火設備の稼働停止措置を怠り、危険性を周知しないまま工事を続け、作業員5人を死傷させたとして、昨年11月に書類送検されていた。