比の日系2世、国費で訪日へ

 太平洋戦争後にフィリピンに残され、無国籍状態となっている日系2世の日本国籍回復を支援するため、日本の外務省は2世2人の訪日費用を国費で負担すると決めた。支援団体が17日、明らかにした。4月末にマニラで石破茂首相と面会した2世の竹井ホセさん(82)がまず8月上旬に訪日し、大阪府の親族と初対面する見通し。

 日本政府によるフィリピン残留日系人への支援が戦後80年を経てようやく本格化した。今回、政府が確保した訪日予算は2世2人分だけだが、支援団体「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」(東京)は国籍回復を望む残る45人全員の救済を要請している。(マニラ、東京共同)

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