被災地の議会、絶対許せない

和歌山市での記者会見を終え、引き揚げる自民党の鶴保庸介参院予算委員長=9日

 石川県輪島市議会は11日、自民党の鶴保庸介参院予算委員長による「運のいいことに能登で地震があった」との発言を巡り、被災者の心を深く傷つけたとして「絶対に許すことはできない」との抗議文を同氏に送付した。鶴保氏が地名を読めなかった珠洲市の議会も近く抗議文を出す。

 輪島市議会では10日に抗議文の提出を全会派が一致して決定。大宮正議長の名義で「能登の地で希望を持って頑張ろうとする人々の心を深く傷つけた」と非難した。鶴保氏を厳重注意にとどめている自民の対応に関し、より厳正に処分するよう求める抗議文も森山裕幹事長宛てに送った。

 珠洲市議会は週明け以降に抗議文を出す方針。

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