今年の夏山シーズンに向け、富士山の山梨県側登山道「吉田ルート」の通行料を現行の2千円から4千円に引き上げる改正条例が4日、県議会で可決、成立した。同ルートの5合目に設置された入山ゲートの閉鎖時刻は、現行の午後4時から午後2時へ前倒しとする。
県によると、通行料は規制に関わる人件費や安全対策などに充てる。
富士山では、夜通し登る「弾丸登山」や混雑が問題となり、県が昨年の夏、入山ゲートを設置し、通行料2千円の徴収と夜間規制を始めた。
入山規制をしていなかった静岡県も、今夏から4千円の入山料を徴収し、通行規制を午後2時から始める方向だ。