【Gateインパクト】え!高崎山おさる館にそんな使い方が!

初めてプロレスの試合が行われる高崎山自然動物園おさる館=大分市神崎

 プロレスリングFTO(大分市、スカルリーパー・エイジ代表)が新たな試みをぶち上げた。7月19日と20日に大分市内で恒例の夏大会を行うのだが、その会場が「高崎山自然動物園おさる館の館内」というから驚きだ。そんなところでプロレスができるのか。室内のどこにそんな場所があるのだろうか。なにせ史上初のことなので、それを確かめたくて下見に行ってきた。

 おさる館は、高崎山自然動物園と歩道橋で結ばれている施設で、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」に隣接している。3階建てで、1階は土産物売り場や飲食店があるショッピングスペース。2階には高崎山の歴史やニホンザルに関する資料がたくさん展示されており、これが楽しくて勉強になる。

 プロレス会場の謎を探りに行ったのに、2階で長い時間を費やしてしまった。特に歴代ボスの紹介コーナーは必見だ。性格、生い立ち、どのような最期を遂げたかなどが簡潔な文章で説明されており、これを書いた職員の観察力とセンスに感動を覚えた。

 2階をじっくり見た後、事前にスカルリーパー・エイジ代表から「試合会場として使う」と聞いていた「研修室」を探した。3階にあったが、その部屋の入り口を見たときの率直な感想は「え? 本当にここなの?」である。職員にお願いして鍵を開けてもらい、中に入った。

 広いか狭いか、といえば、プロレス会場としては断然狭い。しかも天井が低い。福岡市博多区にあった名物会場「博多スターレーン」よりも天井が低い。「これはリングの設営に工夫がいるし、空中殺法も放てるかどうか分からないな」と思った。

 なぜここにしたのかという点についてスカルリーパー・エイジ代表に尋ねたところ「使用されていない公共施設にメスを入れました」と言う。ほうほう、ナルホド。その考え方は社会性があるし、面白い。そして、ほぼ誰も知らないこの研修室に、よくぞ目を付けたものだと感心する。

 「とてつもなく狭い会場なので、いったいどうなるのかワクワクします」。会場の造りを逆手に取ったスーパーポジティブなコメントに、こちらも当日が楽しみになってきた。

 大会は「おおいたには猿山とプロレスがある」がテーマ。デビュー20周年の高崎もん吉をはじめ、FTO所属の選手のほか、提携している海外団体からも強豪レスラーが参戦する。7月19日と20日はいずれも正午ゴング。大会やチケットに関する問い合わせは、合同会社ブリガン(097-536-6055)。

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