佐賀関沖の高島2年ぶり一般利用再開、通年で往来可能に ウミネコ営巣地や戦争遺跡の無人島、テント用地など整備

テント用のスペース。以前は管理棟などがあったが、整地した

 【大分】大分市は佐賀関の約4キロ沖合にある無人島・高島の一般利用を約2年ぶりに再開し、通年で往来できるようにした。夏季に島内でキャンプ場を運営していたが、バンガローなどの施設の老朽化に伴い、2024年度以降、閉鎖していた。
 市によると、高島は瀬戸内海国立公園内にあり、県が所有。市は県から土地を借り、キャンプ場として運営していた。今回、老朽化した施設を解体、撤去。倒木を取り除くなどして約2キロの遊歩道を再整備した。
 島内には県指定天然記念物のビロウの自生地やウミネコの営巣地がある。豊予海峡を防衛するために旧日本陸軍が造った「豊予要塞(ようさい)」の弾薬庫跡や砲台跡といった戦争遺跡が残る。
 島に電気や水道は通っていない。テントを張るスペースとトイレはあるが、キャンプをする場合、テントは持ち込まなければならない。
 島へ渡るには民間の瀬渡し船(1人1万4千円から)の予約が必要。時間は幸の浦漁港から約20分。市のホームページに船の利用方法などを掲載している。
 市観光課は「自然体験や文化などを楽しんでほしい」と話した。問い合わせは同課(097-537-5717)。

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