日田市民生協(後藤哲也理事長)は、コープ新治店(同市新治町)と三芳店(同市下井手町)を4月19日で閉店する。人口減少や競合店の進出で競争が激化。効率化を図って事業継続を目指したが、赤字解消の見通しが立たなかった。同生協は閉店に合わせ、全ての事業を終了する。
3月19日の総代会で決議した。新治店は県内の他生協に店舗の買い取りや再開を依頼しており、両店舗合わせて77人いる正規職員とパートの雇用についても交渉を進めている。
事業終了に伴い、同生協が窓口となっているコープ共済の加入者には順次、保障の継続手続きを進める。組合加入時の出資金(1口千円、平均2口)は財務状況から払い戻しができないという。閉店後、事業を清算し、総会を開いて解散する予定。
同生協は1976年、日田労農生協としてスタート。事業環境の悪化に伴い2020年に中央店(同市中本町)を閉じて事業効率化を図ったが、改善しなかった。今年2月末現在の組合員数は1万9030世帯。
後藤理事長(61)は「時代にうまく対応しきれなかった。組合員の皆さまに多大なご迷惑をおかけすることになり申し訳ない」と話した。