【佐伯】自助力向上などを目指し、佐伯市は当事者の声を反映した障害者向けの「わたしの防災ハンドブック」を作った。災害に対する備え、発災時の避難行動など、必要な情報を事前に書き込み、それぞれの事情に応じたハンドブックにしてもらう。
ハンドブックはA4判の見開き。避難場所や防災バッグに入れる必要品の確認、名前、連絡先、自身の特性、配慮してほしいことなど避難先で伝えたい情報を記すことができる。
昨年6月から市地域自立支援協議会の地域生活・権利擁護部会(山内健児部会長)と準備を進めてきた。用意した原案に市内の通所施設を利用する市民の声を反映。分かりやすく、実用性の高いものにした。
完成報告会が19日、市役所であった。当事者としての声を寄せ、イラスト提供などで協力した三宅政博さん(52)=のびのびランド、染矢拡生さん(30)=サニーハウス、千葉楓子さん(40)=げんきファーム、野崎喜久美さん(61)=ジョイントリー、益田優那さん(19)=同=らが出席。冨高国子市長がハンドブックを贈り、「お守りのようになって、命を守ることにつながれば。たくさん使っていきましょう」と呼びかけた。
山内部会長は「自分がどうやって命を守るのか。あらためて考えるいい機会になるのでは」と期待。三宅さんは「絵が使われてうれしい。ハンドブックをうまく使いたい。防災バッグも準備したい」と話した。
ハンドブックは市内の通所施設や小中学校、佐伯支援学校に配布し、各地域コミュニティセンターなどにも置く。