日鉄大分の環境保全林が「自然共生サイト」に 従来の生態系に近い森づくりを国評価

日本製鉄九州製鉄所大分地区の敷地境界に広がる「郷土の森」=同社提供

 民間の取り組みで生物多様性が保たれている区域を環境省が認定する「自然共生サイト」に、日本製鉄九州製鉄所大分地区(大分市)の環境保全林「郷土(ふるさと)の森」が選ばれた。
 大分地区の森は1971年の製鉄所発足に合わせて、背後の住宅地との間に整備した。風土に合った樹種の選定や樹木を植える密度などを工夫。従来の生態系に近い持続的な森づくりを維持してきた取り組みが評価された。
 担当者は「今後も郷土の森の生物多様性向上を通し、持続可能な社会の実現に貢献していく」と話す。
 日本製鉄の認定は2023年に連携団体として共同認定された名古屋製鉄所(愛知県東海市)に続き2件目。単独申請では初めて。
 自然共生サイト認定は、国が30年までに海と陸の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する取り組み。23年から始まった。
 大分県内の認定は、NPO法人水辺に遊ぶ会(中津市)が地元で保全活動をしている舞手川河口湿地など計8カ所になった。

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