佐賀関の大規模火災、識者「海からの風で飛び火か」 豊後水道の海上には強風注意報

燃える家並みを不安そうに見つめる地元住民ら=18日午後8時16分

 大分市佐賀関の火災は、強風にあおられ広範囲に被害が及んだ。火災のメカニズムに詳しい大分大減災・復興デザイン教育研究センターの小西忠司客員教授(63)は「強い風に加え、住宅が密集していたため大火災になったのではないか」と話した。
 現場は佐賀関漁港の近く。市によると出火元は1人の遺体が見つかった焼け跡の付近とみられ、主に南東側に燃え広がり、山林10カ所以上にも飛び火した。
 同所は海沿いの住宅地で、背後は高台に囲まれた傾斜地。小西客員教授は「海からの風が下から上に舞い、飛び火していった可能性がある」とみる。道幅が狭く、消防車が近づくことが難しかったことも、延焼の要因とみている。
 大分地方気象台によると、火災が発生した18日午後5時45分ごろ、豊後水道の海上には強風注意報が出ていた。陸上でも普段より風が強かった可能性がある。
 佐賀関に最も近い観測点である同気象台では、同時刻ごろ、平均風速4・8メートルを観測。湿度は44%で少し乾燥していた。18日の午後から流入した冷たく乾燥した寒気も被害拡大に影響したと考えられる。

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