日田市の小中学校給食、卵と牛乳・乳製品を取り除いた「除去食」提供へ アレルギー対策で希望者に

3学期からアレルギー対応の除去食を提供する日田市学校給食センター=日田市友田

 【日田】小中学校給食での食物アレルギー対策として、日田市は来年1月(3学期)から卵と牛乳・乳製品を取り除いた「除去食」の提供を始める。現在、アレルギーのある子どもは弁当を持参するなどしている。市教委は今後、さらなる品目での対応が可能か検討を進める。
 市教委学校給食課によると、除去食は調理段階で卵と牛乳・乳製品を加えずに完成させ、例えば、かき玉汁なら溶き卵を加えないスープとなる。教室で配膳する容器に対象者の名前を記し、取り間違いを防ぐ。
 市教委は9月から除去食に関する児童生徒の保護者との面談を進めている。何らかのアレルギーがある158人(6月現在)のうち、除去食希望者は17人。100人以上が現状のままで提供を受けないことになり、同課は「子どもに卵や牛乳・乳製品以外のアレルギーがあることなどが考えられる」と推測する。
 本川明課長は「まずは2品目の除去食を安全に提供することから始める。他の品目でも対応が可能かどうか、学校や保護者と協議しながら検討していきたい」と話している。

<メモ>
 日田市の小中学校の児童生徒数は4471人(5月現在)。昨年度から学校給食の無償化を開始し、食物アレルギーが原因で弁当を持参している子どもの世帯には給食費相当額を支給している。

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