8日は二十四節気の一つ「寒露(かんろ)」。朝晩の冷え込みが強まり、秋が深まる頃とされる。
見頃を迎えたススキが一面に広がる九重町田野のタデ原湿原では、多くの人が木道の散策や写真撮影を楽しんでいた。別府市荘園から夫婦で訪れた三輪真一さん(70)は「白い穂を付けて風に揺れるススキの姿に秋の深まりを感じる。朝晩もかなり涼しくなり、過ごしやすくなった」と話した。隣接する長者原ビジターセンターによると、ススキは11月上旬まで楽しめる。
大分地方気象台によると、7日の県内は高気圧に覆われ、おおむね晴れた。8日は湿った空気や気圧の谷の影響で曇り、所により雨が降る予想。朝の予想最低気温は▽佐伯 21度▽大分、中津、日田 22度。