大分県内の新規結核患者数4年ぶりに減少 24年116人、人口10万人当たりでは全国3番目の多さ

県内の新規結核患者数

 24~30日は結核・呼吸器感染症予防週間。県内で2024年に結核を発症した人は116人で、前年を18人下回って4年ぶりに減少した。人口10万人当たり10・7人で、都道府県別で大阪(12・8人)、徳島(12・3人)に次いで3番目に多かった。県は「決して昔の病気ではない。せきや倦怠(けんたい)感が長引くときは早めに受診してほしい」と話している。
 県健康政策・感染症対策課によると、24年の発症者のうち84人は65歳以上の高齢者で、約7割を占めた。一方、30代以下が3年連続で増加し、全体の2割弱に当たる22人に上った。外国出生者を含んでいるという。
 結核は飛沫(ひまつ)だけでなく空気中に漂う菌を吸い込むことでも感染する。菌は体内に長く潜伏し、健康であれば免疫の働きで発病を防ぐことができる。加齢や病気による免疫力低下で発症することもあるが、現在は6~9カ月の服薬で治る。
 県や大分市保健所などは26日、大分市中心部で啓発活動を実施。通行人にティッシュやリーフレットを配り、定期的な検診を呼びかけた。
 厚生労働省の集計では、全国の24年の発症者は1万51人。人口10万人当たり8・1人で、世界保健機関(WHO)が「低まん延国」としている10人以下となっている。

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