サッカー九州リーグ最終節は7日、福岡市の福岡フットボールセンターであった。県勢のジェイリースFCはヴェロスクロノス都農と対戦。2―1で勝利して初優勝を飾り、JFL昇格を懸けた全国地域チャンピオンズリーグ(11月7日開幕)の出場権を得た。
■創部8年目で悲願を達成
創部8年目で遂に九州の頂点に立った。首位ジェイリースFCは2位ヴェロスクロノス都農との直接対決を制して初優勝。柳川雅樹監督は「しぶとく勝てるチームを目指し、難しいゲームを勝てた。練習の成果を出せた」とうなずいた。
立ち上がりからペースをつかみ、前半4分にDF面矢行斗のヘディングで先制。22分にはFW木島悠からパスを受けたFW鳥飼椋平が追加点を挙げ、「この1年、なかなか得点できなかった。大事な試合でチームに貢献できた」と胸を張った。
後半は1点を返されたが相手の猛攻をしのぎ、リードを守り切った。
2018年に創部し、21年に九州リーグ昇格。毎年上位争いを演じながら優勝に届かなかった。就任2年目の柳川監督は昨季以上に質の高いプレーを求め、選手も期待に応えて悲願を達成した。
全国地域チャンピオンズリーグに向け、MF八反田康平主将は「チーム一丸で勝ち抜き、昇格したい」と力を込めた。
ジェイリース2-1ヴェロスクロノス都農
2-0
0-1
▽最終順位 (1)ジェイリース 勝ち点47(2)ヴェロスクロノス都農43(3)延岡AGATA43(4)KMGホールディングス34(5)三菱重工長崎23(6)Brew・SAGA18(7)川副ク17(8)日本製鉄大分16(9)NIFS・KANOYA14(10)FC博多2
(2、3位は得失点差による)