大分市に障害者就労支援事業所がオープン 県内外の企業から記事制作や動画編集など受注

記事の入稿方法を学ぶ利用者ら

 【大分】県内外の企業から記事制作や動画編集などの仕事を受注する就労継続支援B型事業所「ぺんぎんクリエイツ」が大分市錦町にオープンした。プロのアドバイスを得て、スキルを磨き、在宅ワークや企業への就職にもつなげる。
 運営は別府市のNPO法人「こんぺいとう企画」。代表理事の豆塚エリさん(32)は詩人、エッセイストで車椅子ユーザー。有志と2023年に同法人を設立し、障害や難病などで生きづらさを抱える人たちの就労を支援している。
 事業所が請け負う作業は記事制作や動画編集のほか、交流サイト(SNS)運用、画像加工、データ入力など在宅就労にも適した内容。利用者の適性に合わせて選んでもらい、作家や編集者、広告代理店プランナーら専門スタッフのサポートで技術を習得。フリーランスのライターとしての独立やSNS担当者として企業へ就労を目指す人材を育てる。
 7月に開所式があり、利用者や地域住民らが出席。豆塚さんが「障害を個性や強みに変え、自分らしく働ける場を提供したい」とあいさつ。利用者を代表し大分市のイラストレーターこっちゃん(32)が「発信力を身に付け、経済的にも精神的にも自立したい」と話した。
 定員20人。問い合わせはぺんぎんクリエイツ(080-7491-7872)。 

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