JR西日本の欧風客車「サロンカーなにわ」が7日、JR大分駅に到着した。同社によると、日豊線への乗り入れは今回が初めて。沿線の駅には多くの鉄道ファンが詰めかけ、昭和レトロを感じさせる希少な車両を写真に収めていた。
サロンカーなにわは1983年に旧国鉄の14系客車を改造して造られた。展望室やラウンジといった豪華な設備が特徴で、現在はツアー開催時の団体臨時列車として活用している。
今回は、かつて大分―大阪間を走行した寝台特急「彗星(すいせい)」にちなんだツアー「サロンカー彗星で行く大分への旅」で運行し、約120人が乗車。6日午後7時半に大阪駅を出発し、7日午前9時半に大分駅に到着した。
道中は深夜の山陽本線の走行や車内放送の再現など往時を思い起こさせる演出で楽しませた。大阪府守口市の会社員西出健二アベルさん(21)は「夜行列車は初めてで、貴重な経験ができた。大分では地獄めぐりや温泉を楽しみたい」と話した。
参加者は県内で観光など自由な時間を過ごし、8日午後8時40分発の同車両で大阪駅に戻る。