【玖珠】家の窓拭きや庭の掃除、通院や買い物の付き添いなど高齢者や障害者、子育て世帯のちょっとした困り事を住民が有償で支援する玖珠町北山田地区の「くらしのサポートセンター」が本年度、発足した。他の町内3地区はすでに設立されており、町全域で活動組織が整った。
「くらサポ」は、町社会福祉協議会が各地区に呼びかけ、2021年の森を皮切りに八幡、玖珠の各地区で設立されてきた。
北山田地区の人口は1879人で、高齢化率は50・29%(3月末時点)。24年に準備会を設立し、規約や実施要項の案をまとめた。支援を受ける利用会員と支援する活動会員があり、それぞれ年会費500円を納める。活動時間は午前8時~午後5時で、料金は30分300円(最大2時間)。高所作業や動力機械を使う場合は割り増しがある。料金のうち100円が事務局運営費に充てられる。
4月下旬に事務局を置く同町戸畑の北山田自治会館で設立総会があり、住民や関係者ら約50人が出席。準備会の斉藤信義会長(77)が「住み慣れた地域で暮らし続けてもらうために準備してきた」とあいさつした後、規約などを承認した。
北山田地区を含むくらサポ全体の課題は、活動会員の確保。町社協によると、森は利用会員82人に対し活動会員24人、八幡は22人に対し26人、玖珠は57人に対し50人(いずれも3月末時点)、北山田は10人に対し16人。町社協は「定年延長などの影響がある。若い世代が参加したいと思う取り組みが必要」と指摘する。
北山田のセンター長に就いた秋吉徹成さん(77)は「関わりやすい雰囲気づくりを進め、住民の交流を深めたい」と話した。
北山田地区くらサポの問い合わせは事務局(0973-77-2550)。