別府アルゲリッチ音楽祭「祝祭の日」 25回目の節目、名曲の数々で祝う

「動物の謝肉祭」を演奏するマルタ・アルゲリッチ(左奥から2人目)ら=21日、大分市高砂町のいいちこグランシアタ

 第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭のメインとなる特別公演「祝祭の日」が21日、大分市高砂町のいいちこグランシアタであった。
 世界中で愛されるピアニスト、マルタ・アルゲリッチと11人の音楽家が、1998年から続く音楽祭を名曲の数々で祝った。
 過去12回出演している川本嘉子(ビオラ)と、竹沢恭子(バイオリン)によるモーツァルト「バイオリンとビオラのための二重奏曲 第1番 ト長調 K.423」の優雅な調べで幕開け。この2人に阪田知樹(ピアノ)、上野通明(チェロ)、池松宏(コントラバス)が加わり、シューベルト「五重奏曲 イ長調 op.114,D667『ます』」へと続いた。
 ここで、アルゲリッチを含む出演者が勢ぞろい。音楽祭20周年記念のローマ公演(2018年)で演奏したサンサーンスの「動物の謝肉祭」を披露。威厳に満ちた「序奏と獅子王の行進」や神秘的な水の世界を表現した「水族館」などバラエティーに富んだメロディーを、迫力のある響きで聴かせた。アンコールでは、他の演奏者たちがアルゲリッチにサプライズで「ハッピーバースデータンゴ」を演奏した。東京都のピアニスト、笠原智広さん(47)は「出演者はアルゲリッチさんを中心に家族のように温かいステージを作っていた。愛情深さを感じる音楽を楽しめた」と話していた。

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