【宇佐】宇佐市の宇佐神宮で5月17、18日に開かれる第83期将棋名人戦第4局に合わせ、関連イベントを担う対局実行委員会(渡辺一平委員長)は棋士が対局中に注文する「勝負めし」を選んだ。宇佐の食材や特産品を使った昼食、スイーツ、ドリンク計46品。3連覇を目指す藤井聡太名人と挑戦者の永瀬拓矢九段に示すメニューに掲載される。
藤井七冠の活躍が話題となる中、タイトル戦で注文する勝負めしも注目の的になっている。昨年、別府市で開催された名人戦でも実際に選ばれたメニューは反響があり、売り上げが伸びたという。
宇佐の勝負めしは名物のから揚げやスッポン、ドジョウなどを使用した19品と、スイーツは宇佐飴(あめ)やユズを使った16品、ドリンクは11品。
市内の飲食店などを対象に2月に公募し、計72品の応募があった。3月に宇佐の食材や産品を使用しているかやネーミング、写真映えするかなどを重視して審査し、今月24日に宇佐商工会議所であった同実行委で発表した。
同実行委は「宇佐の豊かな食材を使用し、どれを選んでも間違いのない宇佐グルメといえる。対局にとどまらず、多くの人に味わってもらうきっかけにしたい」と話している。
選ばれたメニューをまとめたリーフレットは市役所や市観光協会、同商議所、飲食店などに設置。各店で順次、食べられるようになる予定。