日田市特産のワサビが旬を迎える 「香りの高いまろやかな辛さ楽しんで」

白い花が美しい収穫したばかりの花ワサビ=日田市中津江村合瀬のワサビ田

 【日田】日田市特産のワサビが旬を迎え、各農家が小さな白い花を付けた花ワサビや葉ワサビを収穫している。作業は5月末まで続く。
 JAおおいた西部エリア園芸課によると、市内では約30戸が生産。ビニールハウス栽培に加え、山林で育てる林間ワサビ、棚田で水耕栽培する沢ワサビがある。
 昨秋の気温の高止まりで生育が遅れ気味だったが、今月上旬に例年通り収穫時期を迎えた。今年は計25トンの出荷を見込む。
 市内中津江村合瀬のワサビ田(10アール)では、3月上旬から花が咲き始めた。農家の遠坂末富さん(62)=市内天神町=は「冬場に雪が何度も積もり心配したが、しっかりと育ってくれた。香りの高いまろやかな辛さを楽しんでほしい」と話している。

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