宇佐市など舞台のアニメ、25年に放送へ 宇佐神宮で10月に声優オーディション

制作発表に出席し、作品への意気込みを語った声優の新田恵海さん(右から2人目)ら=宇佐市役所

 【宇佐】宇佐市などを舞台にしたアニメ作品「こめかみっ!ガールズ」が、来年10月からBSや地上波のテレビ番組として放送されることが決まった。宇佐神宮を拠点に、7姉妹が九州各地で食について学び、料理対決をしながら成長していく物語。姉妹役など多くのキャラクターの声優を公開オーディションで選び、同市でも10月27日に行われる。
 制作は一般社団法人まんがコンテンツ振興機構など。小学生を対象に、食育や食文化の大切さなどを伝える内容になるという。
 8月末に宇佐市役所で声優や監督など関係者が出席して制作発表があった。プロデューサーの金氏誠さんは「今、日本の食が乱れている。料理シーンなどを丁寧に描き、みんなで食事する楽しさを親世代にも伝えたい」。鈴木鏡規謙(みきのり)監督は「心強いスタッフと一緒に作れ、手応えを感じている」と述べた。
 是永修治市長は「アニメを見た人が舞台となった場所を訪れる『聖地巡礼』も注目されている。来年は宇佐神宮1300年の節目の年。アニメと連動した企画で大いに盛り上げたい」と意気込んだ。
 同市でのオーディションは10月27日正午から、宇佐神宮(南宇佐)能楽殿で。脚本家の園田英樹さんは「誰でも参加できるオーディションは少ない。多くの人に参加してほしい」。主役の四女「ひかり」を担当する声優の新田恵海さんは「都市部に出なくても声優になれるチャンス。一緒に作品を盛り上げたいという情熱のある人と作りたい」と話した。
 応募資格は10歳以上で、経験の有無は問わない。参加無料。申し込みは9月27日までにオーディションの応募フォームで。

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