開館1年、日田市の進撃の巨人ミュージアム別館が盛況 来館者の4割が海外から

1周年を記念して作者の諫山創さんから寄せられたメッセージやイラストなども展示。紹介する稲葉孝政館長=日田市高瀬の「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」
1周年を記念して作者の諫山創さんから寄せられたメッセージやイラストなども展示。紹介する稲葉孝政館長=日田市高瀬の「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」

 【日田】日田市高瀬の「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」が開館して1年を過ぎた。作者の諫山創さんの出身地(同市大山町)にある「進撃の巨人in HITAミュージアム」の別館として、昨年8月20日にオープン。人気漫画の世界観に触れようと国内外からファンが集まり、盛況を博している。
 サッポロビール九州日田工場内にあり、展示面積は約350平方メートル。単行本(全34巻)の各巻の中から、諫山さんが思い入れのある計86ページを選びコメント付きで紹介。諫山さんの幼少期の写真やイラストも含め、約120点を展示している。漫画の世界に没入できる巨大デジタル展示「イマーシブコミック」も楽しめる。
 来館者数は非公表ながら、約4割は海外からという。ソウルから友人3人と訪れた大学生カン・ハユンさん(21)は、約1時間半かけて館内を丁寧に回った。「諫山先生のここでしか読めない言葉もあって感動した。1日では足りないぐらい。日田市は進撃のテーマパークのようで幸せ」と笑顔を見せた。
 漫画の連載は2021年4月に完結した。稲葉孝政館長(67)は「作品を永遠に残す上で、日田の地にミュージアムがあることが大切。若い観光客も増え、市民が誇れるスポットになっている」と話した。
 開館は午前10時~午後7時。不定休。入館料は18歳以上700円。大山町の本館との共通券(千円)もある。

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