別府市で旅行かばん自動配送ロボの実証実験 宮崎市の企業が観光地での活用想定

公道を進む自動配送ロボット「ハコベース」=別府市のJR別府駅東口

 【別府】宮崎市のロボット製造メーカー「ハコボット」(大山純社長)が2日、別府市でスーツケースなどを運ぶ自動配送ロボットの実証実験を実施した。
 使用したロボットは、独自設計した四輪駆動・四輪操舵(そうだ)の「ハコベース」(長さ100センチ、幅65センチ、高さ95センチ)。低速小型タイプで「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトにしている。耐荷重は100キロ。パソコンのソフトなどでリモート操作する。
 観光地での活用を想定した実験に別府市などが協力した。ボックスに旅行かばんを入れ、スイッチを押すとロボットが作動。JR別府駅の観光案内所「ワンダーコンパス」からホテルまでの公道上約350メートルを約10分かけて運んだ。
 大山社長(41)は「実験を重ねて精度を上げたい。来春の商品化を目指す」と話した。

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