大分市中央通り、絵模様タイル順次撤去へ サザンカや高崎山…37年前に中学生がデザイン

大分市が改修工事を進めている中央通りの歩道

 【大分】大分市中心部の中央通り(市道中央通り線)の歩道改修工事に伴い、37年前に市内の中学生がデザインした絵模様タイルが7月上旬から順次、撤去される。タイルのみを取り外すことは難しく、そのまま廃棄されることから、市は「思い入れのある方は撤去前に見納めをしてもらえれば」と呼びかけている。
 中央通りはJR大分駅と商店街をつなぐ県都のメインストリート。市道路建設課によると、1986~89年度に無電柱化と歩道の景観整備を実施。30年以上が経過し、タイル舗装の劣化が進んでいることから本年度から、歩道の改修工事に取り組んでいる。
 絵模様タイル(横59センチ・縦38センチ)は87年に「中央通りに僕・私のデザインを!」をテーマに市内の中学生に募った絵画を基に作成。市花のサザンカや名所の高崎山や大分川、ゆかりのある南蛮船などをモチーフにしたタイル99枚を歩道に設置。通行人を楽しませてきたが、経年により絵模様タイルも劣化が進み、欠けたり、汚れたりしているものも多い。改修工事は来年2月末まで続く。
 市は改修後の歩道にも愛着を持ってもらえるよう、市民らの名前入り木質ブロックを設置する準備を進めている。
 市道路建設課は「にぎわい創出に協力いただいた市民に感謝し、メインストリートにふさわしい魅力ある通りにしていきたい」と話している。問い合わせは同課(097-537-5631)まで。

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