動物と触れ合える「あそびーち」拡張へ 大分市のうみたまご、来年3月オープン予定

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」にある「あそびーち」の完成予想図(同館提供)

 【大分】大分市神崎の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は17日、動物と触れ合える屋外施設「あそびーち」の拡張工事を実施すると発表した。アート遊具や飲食スペースを拡大し、魅力や利便性を高める。オープンは来年3月の予定。
 あそびーちは「ガラスのない水族館」をテーマにイルカや海の生き物と触れ合えるプールや現代アートの遊具などを設置し、2015年にオープン。近距離で動物たちと触れ合える施設として人気を呼んでいる。
 「動物たちと“友達になる”水族館」をコンセプトに、これまで駐車場として利用していた1500平方メートルに多目的プールを新設。新たなアート遊具「くらげスライダー(仮称)」や飲食スペースを拡大する。広さは1・6倍になる。
 触れ合える動物はイルカ、オットセイ、ペンギンにアザラシが加わる。動物の移動をスムーズにするため、非公開の獣舎も新たに設ける。プールは展示生物を決めずに来場者がいつ訪れても動物たちが出迎えられるようにし、動物たちが動き回れるスペースを広げる。
 プール脇には飛び込みができる岩を設け、動物が退屈しない空間づくりにも力を入れる。総事業費は土地取得費用約3億円を含めて計13億円。
 橋本均社長(73)は「生き物の命や環境の大切さを育む施設を目指し、常に進化を続けたい」と話した。

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