大関安青錦が誕生、ウクライナ初

安青錦

 日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月11日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を福岡国際センターで開き、関脇安青錦(21)=本名ダニーロ・ヤブグシシン、安治川部屋=の大関昇進を正式に決めた。ウクライナ出身初の大関誕生となった。初土俵から所要14場所での大関昇進は、年6場所制となった1958年以降初土俵で琴欧州(後の琴欧洲)の19場所を上回り最速(付け出しを除く)。

 安青錦は安治川部屋の宿舎がある福岡県久留米市で昇進伝達式に臨み「大関の名に恥じぬよう、また、さらに上を目指して精進いたします」と口上を述べた。同じ伊勢ケ浜一門の浅香山理事(元大関魁皇)と大島審判委員(元関脇旭天鵬)が使者を務めた。

 新入幕から所要5場所も58年以降新入幕で大の里に並び最速となる。21歳8カ月は58年以降初土俵で、白鵬の21歳0カ月に次いで4位の年少昇進記録。

 安青錦は前傾姿勢を崩さない攻めを持ち味に、今年春場所の新入幕から5場所連続11勝以上と抜群の安定感を誇る。23日終了の九州場所で初優勝した。

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