日ベトナム首脳、11月に会談へ

5月、ベトナムのトー・ラム共産党書記長兼国家主席(右)と握手する高市首相=ハノイ(共同)

 高市早苗首相は11月上旬に、ベトナム最高指導者トー・ラム共産党書記長兼国家主席と東京都内で会談する調整に入った。中東情勢を踏まえ、エネルギーの安定供給に向けた協力強化を確認する見通しだ。日本側は海洋進出や経済的威圧を強める中国を念頭に、経済安全保障を含む幅広い分野で連携拡大を狙う。共同声明の発表を検討している。複数の関係者が9日明らかにした。

 会談は11月9日が軸。首相が5月にベトナムを訪れ、ラム氏と会談した際、年内に日本へ招待する考えを伝えていた。首相が訪問時の演説で、日本の外交方針「自由で開かれたインド太平洋」の進化を提唱した経緯を踏まえ、今回の会談で具体化を進める方針だ。

 中東情勢悪化を受けた日本主導の金融支援枠組み「パワー・アジア」を通じ、アジア各国の石油備蓄体制の強化に向けて意見を交わす見込みだ。5月に第1号案件に決めたベトナムの「ニソン製油所」支援についても話題に上るとみられる。

 ベトナムのレアアース(希土類)を含む重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化で協力を申し合わせたい考えだ。

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