山梨県の大月市立大月短期大を卒業した20代女性が、ゼミの指導教官からセクハラ行為を繰り返されたとして、当時60代の男性元准教授=懲戒免職=に550万円の損害賠償を求めて甲府地裁に提訴した。原告の代理人弁護士が1日、甲府市で記者会見を開いて明らかにした。
訴状によると、女性は在学中の2020年9月ごろから卒業後の22年9月ごろまで、元准教授から何度もLINE(ライン)でデートの誘いを受け、2人だけでの酒席で体を触られたり、愛人になるよう要求されたりした他、別の学生や教員に対し女性をおとしめる発言をされたとしている。
女性は短大にハラスメント調査申立書を提出し、短大は24年12月、元准教授のセクハラ行為を認定し、懲戒免職とした。
会見で青龍美和子弁護士は「女性は精神的に体調を崩し、仕事にも支障が出ている」と述べた。
女性はコメントを公表し「加害者は、私が弁護士を通じて交渉を始めた途端に初めて謝罪の態度を示したが、補償金の話になると応じることはなく、反省しているとは感じられません」とした。