高1学力、国内の格差広がる

日本の成績の推移

 経済協力開発機構(OECD)は8日、91カ国・地域の15歳を対象に2025年に実施した学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。高校1年が参加した日本は、科学、読解、数学の3分野でいずれもトップ水準を維持した。ただ国内では習熟度が最も低い層の割合が増加。高得点層に大きな変化はなく、学力差が広がった。平均点は3分野とも下がり、読解力の低下が目立った。

 調査対象は、科学的活用力、読解力、数学的応用力の3分野。日本は科学が前回22年調査の2位から5位に低下、読解力が3位から4位に、数学は前回と同じ5位だった。各国が平均点を下げた影響で、OECD加盟38カ国に限った順位では00年の調査開始から初めて3分野で1位となった。

 平均点に応じて分けた習熟度では、日本は最も低い「レベル1以下」の割合が3分野とも拡大。最大は読解力で、前回の13・8%から18・6%に、数学は12・0%から16・1%、科学は8・0%から11・3%となった。高得点層に当たる「レベル5以上」は0・8~1・1ポイント減で有意差はなかった。

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