経常収支2カ月ぶり黒字

財務省

 財務省が8日発表した7月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同月比15・6%増の2兆9889億円だった。黒字は2カ月ぶり。訪日客数が堅調で旅行収支が改善したほか、海外子会社から受け取る配当金が増えた。

 貿易収支は3999億円の赤字だった。輸出は自動車や半導体関連が好調で、24・1%増の11兆2561億円となった一方、中東混乱の長期化で原油価格が高騰し、輸入が25・9%増の11兆6560億円に膨らんだ。

 海外投資に伴う利子や配当のやりとりの動向を示す第1次所得収支は、5・8%増の4兆2896億円だった。

 旅行や貨物輸送を含むサービス収支の赤字額は、旅行収支の改善で5129億円に縮小した。中国からの客の減少を背景に訪日外国人旅行者数は縮小傾向だったが、7月は0・1%増の344万2100人だった。出国した日本人が119万1300人と1・2%減ったことも収支改善に寄与した。

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