9月後半に実施される方向の内閣改造・自民党役員人事で、自民の麻生太郎副総裁の留任が有力となっていることが分かった。高市早苗首相(党総裁)は、昨年の党総裁選決選投票で支援を受けた麻生氏に加え、鈴木俊一幹事長、木原稔官房長官ら政権の骨格を維持する方向だ。政府、与党が臨時国会の10月上旬召集を調整していることも判明。人事を行う時期を含め日程の検討を進めている。複数の政権幹部が3日、明らかにした。
麻生氏は昨年10月に副総裁に就任。義弟の鈴木氏と共に、首相の政権運営に協力姿勢を取ってきた。自民の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の会長として、皇族数確保に向けた皇室典範改正を主導。首相が目指す飲食料品の消費税減税を巡っても、減税には反対との意見を伝えながら、最終的には首相の意向を尊重した。
首相と麻生氏は8月25日に官邸で会談し、人事などについて意見交換したとみられる。政権幹部は、麻生氏が率いる麻生派60人の協力が政権運営に欠かせないとして、副総裁留任が望ましいとの見方を示した。