一定の違反歴がある75歳以上のドライバーが運転免許更新時に義務付けられている運転技能検査(実車試験)について、警察庁が、新たにアクセルやブレーキのペダル操作の正確性を確認する課題を追加するなど内容を見直す方針を固めた。制度が十分に機能していないとして、試験内容を協議していた有識者検討会が3日、対策強化を盛り込んだ報告書を公表した。警察庁は検討会からの提言を受け、道交法施行規則を改正し、2027年中の実施を目指す。
警察庁によると、実車試験は22年5月に導入され「一時停止」や「右左折」など5項目で運転技能を確認している。しかし制度が始まってからも、高齢者のアクセルやブレーキの踏み間違いが原因とみられる事故が各地で起きた。
これを受け、正確にペダルが踏めるかどうかを確認するため、ハンドルを切りながらバックしていったん停止した後、逆方向にハンドルを切って発進する「方向変換」を課題に加えた。
現在は一時停止時などに左右の安全確認を怠っても点数に影響しないが、見直し後は10点減点となる。