【キーウ共同】ロシア軍がウクライナの首都キーウに昼夜を問わず無人機で波状攻撃を続けている。8月27~31日の5日間、空襲警報が断続的に発令され市民生活に大きな影響が出ている。ロシア軍は弾道ミサイルも多用。米紙ニューヨーク・タイムズはロシアによる侵攻開始直後の数週間の混乱期以降でキーウが「最も危険な局面に陥る恐れがある」と報じた。
ロシア軍は最近、ジェットエンジンを搭載した新型無人機の使用を拡大。従来型よりも高速で飛行するため迎撃が困難で、キーウでは空襲警報がほぼ一日中続き、一部の商業施設は営業中断を繰り返す。ロシア軍はこれまで夜間中心だった攻撃を日中にも実施。市民生活や経済活動のまひを狙った新たな作戦を開始したとの見方も出ている。
市内ではドニプロ川に架かる橋を通過する一部の地下鉄の路線が空襲警報のたびに運行を停止し、朝の勤務開始時間に間に合わなくなる会社員が続出。市民からの不満を受け、キーウのクリチコ市長は空襲警報発令中でも一部の地下鉄の運行制限を緩和するよう政府に求めると発表した。