海洋研究開発機構のチームは7日、地球温暖化に伴う海面水位変動を解析した結果、日本沿岸では北太平洋の平均値を数センチ上回る変化が起きることが分かったと発表した。温暖化による風向きの変化で黒潮が北上して海面水位を押し上げることが主な要因としている。
チームは、世界の平均気温が産業革命前より4度上昇した場合と、2度上昇した場合を想定し、それぞれシミュレーションした。本州沿岸の海面水位は北太平洋の平均よりも4度の上昇で約5センチ、2度上昇では約3センチ高くなった。
黒潮の流れの変化に着目すると、温暖化の進行で、紀伊半島沖で黒潮が大きく南へ蛇行する「黒潮大蛇行」の発生頻度が下がる可能性も示された。