大震災後初、16年ぶり海開き

東日本大震災後初めてとなる16年ぶりの海開きが行われた請戸海水浴場。奥には東京電力福島第1原発の排気筒が見える=1日午前、福島県浪江町

 東京電力福島第1原発事故を受け全町避難を一時強いられた福島県浪江町の請戸海水浴場で1日、東日本大震災後初めてとなる16年ぶりの海開きが行われた。観光客を呼び寄せ、復興の加速化を図る狙いがある。9日までの午前9時から午後3時まで遊泳できる。

 晴天の下、地元住民や家族連れが訪れ、子どもたちは海に飛び込み歓声を上げていた。海水浴場では「浪江浜まつり」も開かれ、地元名物の焼きそばやかき氷が販売された。小学2年の息子と来た同町の小沢翔平さん(36)は「海開きを機にまた町がにぎわってほしい」と期待を込めた。

 町によると、請戸海水浴場はかつて町内外から海水浴客が訪れる人気スポットだった。震災後、県や町が地元住民らと海岸を清掃し、再開を目指していた。

 一方、政府は2023年8月、東電福島第1原発の処理水海洋放出を始めた。町と弘前大(青森県弘前市)は今年6月、同原発の排気筒が見える請戸海水浴場で放射性物質調査を実施。町の担当者は結果を受けて「安心して海水浴が楽しめる」と説明している。

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