28日の地震で震度7を観測した熊本県氷川町では31日、猛暑の中、住民らが損壊した住宅の片付けに追われた。自宅のブロック塀が倒れるなどの被害を受けた木村広行さん(74)はタオルを頭にまき、半袖半ズボン姿で作業。「昼間は作業ができない。熱中症にかかるもん」。クーラーボックスからお茶を取り出し、流れる汗をぬぐいながら恨めしそうに語った。
自宅1階がつぶれた中根恵子さん(78)は「思い出のある物も処分しなければいけない。家から取り出したい物もあるが崩れて取り出せない」と無力感をにじませた。避難所は苦手だといい、自宅敷地内で軽トラックの荷台にマットレスを敷いて熱帯夜を過ごした。
自宅が半壊した田中信子さん(76)は「とにかく暑い。井戸水はあるけど、飲むのは怖いし(給水を)もらいに行くのは大変」と疲れた表情を見せた。「情報が入るとみんな同じタイミングでガソリンを買いに行くからスタンドがすごく混む」といい、車中泊を続けることにも難儀している。