AI頼みで「認知的降伏」

米ペンシルベニア大ウォートン校の実験

 買い物から学習、仕事のアシストまで、急速に普及する生成人工知能(AI)への依存が進み、思考力が衰えるとの懸念が広がっている。米国の研究チームは、AIが誤った答えを出しても約8割の人が従ったとの実験結果を報告し、無批判にAIの回答を受け入れる「認知的降伏」が起きたと指摘。内閣府の調査では利用者の約4人に1人が「考える時間が減った」と回答したという。

 米ペンシルベニア大ウォートン校のチームが行ったのは、正答と誤答をランダムに返すAIを使った実験。さまざまな質問に対しAIに相談して答えた238人では、相談時にAIが正しい回答をした場合は92・7%が受け入れ、間違った回答をした場合でも79・8%が従った。

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