安倍元首相銃撃4年、続く余波

安倍元首相銃撃事件から4年、現場付近の献花台で手を合わせる人=8日午前、奈良市

 安倍晋三元首相が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した事件から8日で4年となった。「衝撃や悲しみは今も変わらない」。各地で多くの人が安倍氏の死を悼み、手を合わせた。

 事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への高額献金や「宗教2世」の問題が注目された。6月には教団への解散命令判断が確定したが、潜在的な献金被害者は少なくないとされ、救済は道半ばだ。山上徹也被告(45)は無期懲役判決を不服として控訴した。二審初公判は秋以降になる見通しだ。

 現場の近鉄大和西大寺駅前には献花台が設置され、奈良市の保育士山田瑠美さん(60)は「4年たった今でも悲しい」と話した。献花台は慰霊碑がある奈良市内の霊園にも設けられた。

 献花した人の中には、旧統一教会に関して「また新たに団体をつくるのではないか」と懸念を口にする人もいた。

 山口県長門市では妻昭恵さんが墓所を訪れ、菩提寺の法要に参列。終了後、記者団の取材に「4年たっても皆さんにお参りいただいて、ありがたいです」と話した。

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