村山富市元首相95年の日記発見

村山富市元首相

 昨年10月に101歳で死去した村山富市元首相の日記が、大分市の自宅で見つかったことが3日、遺族らへの取材で分かった。日記は首相在任中の1995年1月1~27日分。阪神大震災が発生した17日には「総ての責任はもつ」として、消防庁長官に対応を指示したとの記述があった。心情も記されている。村山氏は当時、初動の遅れを批判された。

 遺品を整理していた次女中原由利さん(69)が昨年11月に発見した。B5判ノートの16ページ分あり、写しの一部が共同通信などに公開された。

 震災発生日は午前6時過ぎにテレビ報道に触れたことから書き始められている。消防庁長官に対し「『総ての責任はもつ。救援と消火に総力をあげ、やれることは何んでもやりつくしてほしい』と指示」と記載。テレビで被害拡大を知り「居ても立ってもいられないような気持である」とした。

 19日には被災地を訪れ「想像を絶する被害」と表現。「緊急時に即応できる体制はきちんと確立しておく必要がある」「初動における機敏な対応が何によりも大切であることを痛感する」と記した。

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