鹿児島県阿久根市沖に沈んでいた旧日本海軍の戦闘機「紫電改」を引き揚げたNPO法人は21日、引き揚げ作業の過程や、事前に行った潜水調査を記録した映像を同県出水市で上映した。約900人が訪れ、上映後には保管中の機体が公開された。法人の肥本英輔代表(71)は「機体は戦争の語り部として末永く活躍してほしい」と述べた。
映像には、引き揚げ後に機体から銃弾や砂が取り除かれる様子も収められていた。紫電改に搭乗し、戦死した神奈川県出身の林喜重大尉=当時(24)=の経歴も紹介した。
法人によると、紫電改は1945年4月21日、米軍B29爆撃機と戦うため出撃。被弾して不時着を試み、海に沈んだ。