「会いに来たよ」現場に花

東京・秋葉原の無差別殺傷事件現場となった交差点で手を合わせる人=8日午前

 東京・秋葉原の繁華街で2008年、7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件は8日、発生から18年を迎えた。「会いに来たよ」「決して忘れない」。朝から小雨が降る中、現場の交差点では花やペットボトルが供えられ、犠牲になった人たちを関係者らが悼んだ。静かに手を合わせる若い女性の姿も見られた一方、当時を知る人からは風化を懸念する声も聞かれた。

 専門学校の同級生だった宮本直樹さん=当時(31)=を事件で亡くした横浜市青葉区の会社員秋山茂さん(48)は久しぶりに現場を訪れたといい、亡き友に「来たよ」と語りかけた。悲しみは「18年たっても変わらないし、変わることはない」と声を絞り出した。

 事件は08年6月8日発生。当時25歳の加藤智大元死刑囚がトラックで歩行者天国に突っ込み、通行人をはねた後、買い物客らをダガーナイフで襲撃した。

 元死刑囚は殺人罪などで起訴され、15年に最高裁で刑が確定。判決は「没頭していたインターネット掲示板で受けた嫌がらせに怒って犯行に及んだ」と動機を認定した。22年に刑が執行された。

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