高市首相「私の代で突破口を」

北朝鮮による拉致被害者の帰国を求める「国民大集会」で、あいさつする高市首相=30日午後、東京都千代田区

 高市早苗首相は30日、東京都内で開かれた北朝鮮による拉致被害者の帰国を求める「国民大集会」で、問題解決に向け、金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談をはじめ、あらゆる選択肢を排除しないとする考えを示した。「私の代で何としても突破口を開き、拉致問題を解決する」と述べた。

 高市氏は昨年11月の集会で、北朝鮮側に首脳会談を打診したと明らかにした。この日は現状を「1日、1時間でも早く具体的な成果を示せるよう、ほんのわずかなチャンスも取り逃すことなく、真摯に取り組んでいる真っ最中だ」と強調。正恩氏に「双方の国民、人民、未来の若者たちのために勇気ある一歩を踏み出したい」と呼びかけた。

 横田めぐみさんの母早紀江さん(90)は数日前に転倒し、左肩を痛めた状態で出席。「生きていてくださいと祈る毎日だ。日本政府がもっと早く動いてくれたら皆帰ってきたんじゃないか。一刻も早く取り返してほしい」と訴えた。

 弟で被害者家族会代表の拓也さん(57)は「私たちは、怒りの気持ちを持ち続け北朝鮮と闘い続ける覚悟がある」と力を込めた。

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