衆院選1票格差、大阪高裁も合憲

衆院選の「1票の格差」訴訟の判決で、大阪高裁に向かう升永英俊弁護士(中央)ら=22日午後

 人口比例に基づかない区割りで最大2・10倍だった「1票の格差」を是正せず実施した2月の衆院選は憲法違反だとして、近畿6府県の有権者が選挙無効を求めた訴訟の判決で大阪高裁(森崎英二裁判長)は22日「合憲」と判断し、請求を棄却した。原告側は上告する方針。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟で5件目の判決で、いずれも合憲となった。

 森崎裁判長は判決理由で、現行制度は選挙区間の格差を相当程度縮小し、持続するよう設けられ「合理性を有する」と指摘。格差についても、自然的な人口異動以外の要因により拡大した事情はうかがえず、著しいとはいえないとした。

 今回の衆院選は前回2024年選挙(最大格差2・06倍)と同じく、人口比を正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」による区割りで実施されたが、格差はやや拡大した。

 小選挙区定数「10増10減」などを受けた新区割りで実施された前回選挙について、最高裁は25年9月、区割りには一定の合理性があるとし「合憲」と判断していた。

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