曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)で元修行僧が10代女性の体を触ったとされる事件で、元修行僧側が警察に自首すると申し出たところ、寺側が再考を求めていたことが21日、寺関係者への取材で分かった。元修行僧は自首せず、19日に不同意わいせつ容疑で逮捕された。寺の担当者は「隠蔽工作と受け取られても仕方がない。じくじたる思いでいる」とした。
逮捕されたのは、元修行僧の無職南波剣司容疑者(26)=茨城県那珂市。容疑を認めている。
寺によると、昨年7月の事件後、被害者の関係者から寺に相談があり、容疑者に聞き取りを実施。その後、容疑者の父親が自首を申し出た。寺は容疑者が一部の疑惑を否定したことや女性が二次被害に遭う可能性を考え、こうした対応をしたと説明している。
女性は学校行事の修行体験「参禅研修」で寺を訪れていた。